教育ソフト映像（DVD・ビデオ）の販売・製作の教配

原作：大川悦生

奈良地方に伝わる民話を、作家の大川悦生さんが再話した、豊かな温かい心を描いた文学作品のアニメーションです。

私達の身の回りには、「かんちがい」や「思い込み」「きめつけ」などによって、相手を傷つけたり苦しめたりすることが良くあります。本人自身ではどうにもできない要素によって悪意に判断されてしまったら、その判断は訂正されなければなりません。

ものがたり
昔々、「そうごろう」という、貧しいけれども働きもので、たいそう心の優しい若者がいました。「そうごろう」は村の人達の加勢で田植えを終え、わらじを洗おうと野井戸へ行き、井戸の中で死んでいる子ぎつねを見つけ、懇ろに葬ります。
その夜、「そうごろう」の家は無気味な声に襲われ、翌朝、田んぼの苗が全て引き抜かれていたのです。畦道にはたくさんのきつねの足跡があり、子ぎつねのお墓は土が掘り返されています。「そうごろう」はまず、きつねたちの誤解を解くため、行動を起こします。